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■良いおじいちゃんと悪いおじいちゃんがいて

「桃太郎」や「おむすびころりん」など、むかし話、おとぎ話とよばれる本を読み聞かせたり、DVD見せたり。
それにしても、このシンプルな勧善懲悪の世界。
現代の多様な価値観、複雑に絡み合う社会、人間関係には、あまりに相応しくないような。
鬼という絶対的な悪者が、正義という大義で暴力を受ける。
良いおじいちゃんと悪いおじいちゃんがいて、(この時点ですでにかなり乱暴な設定)
悪いおじいちゃんは天罰なのか、ひどい思いをする。
そりゃもちろん、幼児向けの説話を大の大人がリアルに突っ込むのもナンセンスだというのも踏まえての、あえての気持ちなんだけど。
物語の寓意性を、純粋に共感するなんてことは、あまり出来ない。
息子は機関車トーマスが好きなので、よくDVDを一緒にみる。
気になるのは、「『役に立つ』機関車になる」ことが美徳とされているような脚本仕立てだ。
義理人情、敵討ちの日本昔話の倫理観よりも、健全に社会を生きぬいていく力を育むという意味では、現実味があり、現代的だ。でも「役に立つ、役に立たない」ということに焦点が当たるとして、果たしてだからどうなのか、やはり手放しで共感出来るような代物ではない。

やられたけど、やりかえすのではなく、……
役に立たないかもしれないけど、……

みたいなニュアンスを、なんとかならないものなのか。

こんなこというボクは、子どもといわれそうだけど。